ピンチの時に思い出してほしい。しごと、遊び、休暇、自分を取り戻せなくなった時こそ頭のなかの整理整頓を。
日頃、事業や経営に関する話をお聞きすることが専門です。聞いた情報を整理する際は、例えるならジュースを作るためのジューサーミキサーのような箱にすべて入れスイッチをオン!ほどよく分解しています。分解した情報をミックスしてスムージーをつくり、いろんなフレームワークのジュースカップに入れご依頼者に提供します。目的に合わせて、お砂糖やフルーツのように新たな情報エッセンスを加えてオリジナルにします。
年間200件以上の問題提起を、このジューサーミキサー方式で整理整頓し、見える化をしてきました。民間と公的機関でのご支援のいずれでも常に私が活用している方法です。
「わーピンチだ!」と思っている方に、この方法をお伝えすることができたなら。ビジネス、起業、人生の中で突如現れる問題と、ハマるド壺の回避確率が少し上がり、時間的・心身的な余裕に役立つかもしれません。
ジューサーミキサー式の頭の整理整頓術。
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ほんとうのところは?
やりたいこと・やれること・やるべきこと
上の図は、ビジネスや経営系セミナーでよくみるフレームワークなのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。
やりたいこと、できること、やるべきことの3つの丸、その3つのどれにも当てはまる、重なっているときに、人は断然やりがいを感じられるというもので、企業の社員研修などでも使用されます。
とはいえ、唐突に「やりたいことって何?」「得意なことは何?」と聞かれても、
自分のことはそんなによくわからないもの。
例えば、そんなときにはどうすれば良いのでしょうか。
過去を掘り返すことは、お嫌いですか?
これからどんな商品をどう売っていくか?を考える時には、新規事業でない限り実績を分析するのが王道です。
それと同様、自分について分析する時には、今の趣味やこれからのことに囚われず、過去にしてきたことを振り返ります。
例えば、仕事で充実していたと感じた出来事、嬉しかった瞬間はどんな時だったか。小さなことでも沢山ならべていきます。
沢山会社をまわり、たくさんのお客さんと話した日は、とても充実していたと感じていたとします。それは、もう少し深堀すると、単に営業件数だけではく、お客さんとのコミュニケーションや、そこからお困りごとについて相談されたことに対して対応して問題が解決されたことでお客様が安堵している様子を見て、自分が充実感を感じていたということです。
そんな過去から、ご自身の「ありたい姿」が見えてきます。
ありたい姿は、今あなたが置かれている環境の中では、どんなことで叶えられるでしょうか?
いくつか出てくるでしょう。
その中で、日頃大切にしている価値観(例えば、自由・社会に役立つ・自立・挑戦・協調性)も合わせると
・求めらる・必要に迫られておこなうこと→やるべきこと
・得意なこと→できること
に入ります。
そのため、ビジネスの場合には、置かれている営業環境など軸を決めて、それに対して考えてみましょう。
あなたのコーヒーカップでご機嫌をとりましょう
やりたいことが次から次へと出てくる方がいます。自分に対する希望があるということでもあり、よいことです。
ただし、やりたいことができると、それを達成するためにやるべきことも増えます。やりたいことは、例えば、時間がない、技術がない、お金がないなど今すぐに解決できない何かがあるときの希望です。
上記の図について、一番下にあるやれることカップには、やりたいこと、やるべきことから溢れたコーヒーが脈々と注がれているのです。
やるべきことを行うことで得た知識・経験が、やれることカップサイズを大きなものへと成長させますね!
ご自身の中にあるやりたいこと・やるべきことカップは、すぐに溢れないようにコントロールして、自分のご機嫌をとっていきましょう!
こんな時に使います
この、やりたいこと、できること、やるべきことカップの考え方は、
なにが正しいかわからない、ぼんやりしている、自暴自棄にも見える、影響されている、そんな雰囲気が漂う時に私は実際に使っています。
*勿論、その方には言いません。インタビューです。
さいごに
頭の中を整理できる方法をひとつでも身につけると、長い目で目標達成にむけた心強い味方になってくれます。
ピンチは整理するとチャンスにかわりますよ!
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